ウェビナー: 日本の顧客と働くときにおける特徴と課題

04/11/2024

投稿 関係する

オンラインセミナー: 日本へ、世界へ – ベトナムのITエンジニア向けオリエンテーションと就職情報

VietnamWorks inTECHのレポートによると、2023年にはテクノロジー企業の従業員のうち職を維持できるのはわずか61.3%で、ソフトウェアアウトソーシング企業ではこの数字は45.6%になるという。特に、ホーチミン市ではITスタッフの削減率が22.2%と最も高く、ハノイでは14.7%の企業が給与、ボーナス、その他の福利厚生の削減を選択した。

そうした中、日本は質の高いIT人材を求めるアジア有数のテクノロジー市場として台頭してきました。毎年何十万人ものエンジニアを採用する必要があり、競争力のある給与と明確な成長の道筋があるため、国際レベルでキャリアを飛躍させたい人にとっては魅力的な目的地です。

オンラインセミナー「Go Japan, Go Global - ベトナム人ITエンジニアのためのオリエンテーションと就職機会」では、日本での長年の勤務経験を持つVietISの2名の講演者による実践的な話を聞いてみましょう。

  1. グエン・ゴック・タン氏 - VietIS副社長、日本市場担当
  2. ヴー・ヴァン・フイ氏 - 日本の橋梁技術者(BrSE)、VietIS Japan

🎯 ワークショップに参加すると何が得られますか?

✅ 日本の IT 市場の概要: 採用ニーズ、給与、スキル要件。

✅ 先人から学ぶ成功の秘訣:日本で成功を収めたベトナム人ITエンジニアからの実践的な共有を聞く。

✅ 日本市場向けのテクノロジーと人材育成の分野の専門家からの直接的な回答と指導。

近い将来にこのユニークな機会を学んでつかむために、VietIS Education の第一線の専門家とのディスカッションに参加するには登録してください。

2025年に加速し、突破する準備が整いました!

⏰ 時間: 2025年3月27日(木)20:00 - 21:30

💻 形式: Google ミーティング経由のオンライン🔥 登録リンク: https://forms.gle/SBoL6BqbfRcZHM4a9

【VIETIS EDUCATION x THUY LOI UNIVERSITY】日本で働くITエンジニア採用に関する連携セミナー

2025年2月15日、VietIS社は応用技術研究・企業協力研究所(IARTEP)と共同で、「2025年に日本で働く情報技術業界の優秀な人材の採用と育成を結びつけるワークショップ」を開催しました。

ワークショップには以下の団体のリーダーが出席しました。
グエン・ティ・ゴック・トア氏 - VIETIS 研修ディレクター
グエン・ゴック・タン氏 - VIETIS 副営業部長
IARTEP研究所所長 カン・タン・ダット氏
トラン・ティ・トゥイ氏 - 日本語プログラムマネージャー
IT学部代表 クイン・アン氏
情報技術学部のK62、K63、K64の学生たちと。

ワークショップの開会式で、IARTEP研究所のカン・タン・ダット所長が日本の情報技術産業における就職機会について語りました。彼は、日本における現在の労働力不足を考えると、これは学生にとって自分の強みを生かし、推進するチャンスであると強調しました。 VIETIS社と日本企業とのつながりにより、学生は将来に向けてより明確な方向性を持つことができるようになります。

セミナーでは、VIETISの副営業部長であるグエン・ゴック・タン氏が日本の労働市場を分析し、2025年から2030年にかけて日本では約36万人から45万人のIT人材が必要とされ、日本のIT業界における人材需要は年間平均2.7%増加すると語りました。

セミナーでは、VIETIS社が学生に、年間6億円以上の魅力的な給与+ボーナスやその他多くのインセンティブでAXEED Japan社にITエンジニアを採用する機会を提供しました。

セミナーでは、IARTEP研究所とVIETIS社が、採用プロセスと研修ロードマップに関する学生の質問に答えました。

このイベントは、IT 学生から多くの支持を得ました。セミナー後、IARTEP 研究所には多くの応募がありました。私たちは引き続きアドバイスを行い、予選を完了し、2025 年第 3 四半期末にオープンしてトレーニングを実施する予定です。

アウトソーシングは、IT業界において広く用いられているビジネス戦略であり、企業が一部または全てのビジネスプロセスを第三者に委託することができます。ベトナムにあるソフトウェア開発会社にとって、日本市場は依然として理想的な市場であり、多くの機械があることと同時に、多くの課題も伴います。VietIS Educationと一緒に、Webinarで日本の顧客との業務における特徴と課題を探ってみましょう。

日本の顧客をはじめ、国際的な顧客と協力する際には、文化、言語、ビジネスプロセスの違いに直面することが多くなります。業務プロセスの理解と同期は非常に重要ですが、それは大きな障害となることもあります。言語や理解の違いにより、コミュニケーションや意思疎通が複雑になることがあります。さらに、法的な問題やコンプライアンス、情報セキュリティの問題も、国際パートナーと仕事をする際には特に注意が必要です。

顧客は、提供者からの透明性、責任感、コミットメントを高く求める傾向がありますので、信頼できる長期的な関係を築くことも大きな課題です。

日本文化の違いがアウトソーシングに与える影響

日本のパートナーとアウトソーシングを行う際には、日本特有の文化的な違いを深く理解することが求められます。日本の文化は非常に独特ですので、コミュニケーション、意思決定、アウトソーシングにおけるプロジェクト管理に大きな影響を与えます。

例えば、日本人は謙虚を好み、直接的な議論を避け、個人の利益よりもチームの共通の目標に集中する傾向があります。これは、個人主義や明確な議論を重視する西洋の文化とは大きく異なります。アウトソーシングチームは、日本文化に適応するために働き方を調整する必要があります。

コミュニケーションと言語の困難

アウトソーシングで日本の顧客と協力する際の大きな課題の一つは、言語とコミュニケーションの文化的な違いです。日本では、会話の内容だけでなく、雰囲気を読む文化が深く根付いており、曖昧な表現でも効果的にコミュニケーションが取れる場合があります。しかし、ベトナムを含む多くの国々では、「はっきり言ってもらわないとわからない」という考え方が一般的です。例えば、日本の文化では「できるかもしれない」と言うことが、実際には丁寧に断っている意味である場合が多いです。

日本の顧客とのコミュニケーションで起こりうる問題:

  • 高コンテクストのコミュニケーション: 会議中に日本の顧客が「これは面白いアイデアですね」と言った場合、それは即座に同意しているのではなく、もう少し考える時間が必要であることを意味することがあります。
  • 非言語コミュニケーション: 聞いている間にうなずくことは、日本の顧客には同意していると理解されることがありますが、実際には単に聞いていることを示しているだけかもしれません。
  • 言語の違い: 日本の顧客は「締め切り」という言葉よりも「最終期限」を好んで使用します。
  • ビジネス文化とプロジェクト管理における違い:

日本のビジネス文化とプロジェクト管理は、西洋とは大きく異なる点があります。日本の企業文化では、お互いを尊重し、チームワークを重視し、リスクを避けることが非常に重要です。プロジェクト管理は、一般的に保守的であり、革新的な決定やリスクを伴う行動は少ないです。意思決定には、複数の管理層の合意が必要となるため、時間がかかることがあります。これがアウトソーシングにおける日本のパートナーとの協力における課題となります。

情報セキュリティと知的財産権の問題

アウトソーシングで日本の顧客と協力する際、情報セキュリティと知的財産権の問題は大きな課題となります。日本企業は、資産や機密情報の保護を非常に重視しているため、外部のパートナーと情報を共有する際には特に慎重です。

また、知的財産権の保護も日本企業にとって大きな懸念事項であり、彼らは自社の技術や発明、製造プロセスを厳密に管理し、秘密にしておきたいと考えています。そのため、知的財産権の保護は、日本のパートナーと協力する際に解決すべき重要な課題です。

信頼関係の構築における課題

日本の顧客との信頼関係を築くことは、アウトソーシング業務において大きな課題です。文化やコミュニケーションスタイルの違いにより、かれらのニーズを理解および応答するために時間を作って、共感が必要とされます。

重要な要素の一つは、プロセス、契約、コミュニケーションにおける慎重さと詳細への配慮です。日本の顧客は、合意や契約を遵守することを非常に重視しています。これらの要求に応えられない場合、彼らの信頼を得ることは難しくなります。

さらに、信頼関係の構築は、仕事の結果だけでなく、交流会合や日本のビジネス習慣への理解にもよります。

品質管理とコントロールにおける課題

アウトソーシングで日本の顧客と働く場合、品質管理とコントロールが大きな課題となります。文化の違いにより、日本では非常に厳格な基準が設定されています。彼らは細かいところまで注意して、パートナーも同様な基準を求めています。

アウトソーシングサービス提供者は、詳細な品質管理プロセスを確立し、定期的にチェックや評価を行うことで、この基準に適応する必要があります。また、スタッフに対して、小さな仕事や問題でも品質と報告に対する意識を向上させるための教育が求められます。

時間管理と納品スケジュールにおける課題

時差の違いは、仕事の連携やコミュニケーションに影響を与える可能性があります。日本の顧客は、納期を厳守することを非常に重視しており、事前に早めに報告しない限り、納品の遅延を受け入れません。顧客に「X日リリース」と通知した場合、それはX日の営業時間内であることを意味し、X日終わりまでではないことに注意が必要です。

生産性や品質の維持・向上における課題

日本では、新卒者が就職した会社に長期間勤め続ける傾向があり、転職を避ける人も少なくありません。それに対して、ベトナムや欧米市場では、社員が退職することが一般的です。これにより、開発の特定の時期にプロジェクトの進行状況や品質に影響を与えることがあります。


以上が、VietIS Educationの講演者からの情報と見解です。これにより、日本の顧客と働くことにおける特徴と課題を理解し、より効果的に協力できるようになることを期待しています。